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Liverpool にある ABC の主幹ラジオ送信所の近くに住む住人が、 その地域での電磁界放射の影響を立案者らが見落としたという懸念の中、 それが放射する強力な信号からの干渉を幾度も訴えている。 タワーと道路を挟んだ Prestons の新興住宅地の住人らは、 ABC ラジオ局 702 からの信号に電話の邪魔をされ、 テレビの画面上に線を写し出され、 そして前兆なしに電子機器をオン／オフさせられている。
「電話の向こうで音楽が聞こえるんだ。」 住人の一人、Arvin Prasad は語った。 「Telstra はそれは彼らの問題ではないと言い続けていたが、結局は対処した。 彼らは線に何かフィルタを付けた。」
別の住人、Marina Baldin は、 「私はタッチ式のランプを持っていた。 それは勝手に消えたり付いたりしていた。 結局、私はそれを片付けた。」 と言った。
先週、Herald は、 Planning NSW が 2UE-2SM 送信所から 200m の場所に多層建築物を許可したため、 Homebush Bay の５つの AM 送信所を移動させなければならなくなるだろうと報じた。 まだ Homebush Bay には誰も住んでおらず、 問題は送信所を移動させる４千万ドルのコストを誰が支払うことになるのかである。
だが、Prestons の人々は ABC タワーから 350m 以内の２階建ての家に１年以上住んでいる。 ABC は 50kW ――Homebush の AM 局の 10倍の電力―― で放送する。 400m 離れた旧 Liverpool 展示場で新しいプラントを検討している パッケージング企業 Amcor が依頼した調査は、驚くような結果を出した。
地表面での読みは非電離電磁放射についての安全レベルよりもかなり低かったが、 5m では安全限度を超えた。 その企業は、誤動作を防ぐために 工場内の機器をシールドすることが必要となるだろうとアドバイスされた。
ABC の技術担当重役である Colin Knowles は、昨日、Amcor の調査結果に異義を出し、 Prestons における ABC 自身の試験は 放射レベルがオーストラリア規格で許容されているレベルよりも かなり低いことを示したと言った。 「これは空港が経験するのと同じ問題だ。 人々は空港の騒音に苦情を言うが、空港の近くで建築を行なう。」と彼は言った。
ABC タワーは 67年にわたって Liverpool に存在している。 ABC に苦情を言ったある住人は、彼の懸念は その新興住宅開発に許可を出した Liverpool 議会に伝えるように言われた。 昨日、議会のスポークスマンには連絡を付けられなかった。
(Extracted from: "Neighbours find ABC has turned the radio up too far",
Anne Davies, Urban Affairs Editor, Sydney Morning Herald, 24 February 2003.
Also see: "Planning debacle forces radio towers to seek new home",
17 February 2003, http://www.smh.com.au/articles/2003/02/16/1045330466812.html,
and "Government admits radio towers, units were too close", 18 February 2003,
http://www.smh.com.au/articles/2003/ 02/17/1045330538774.html,
also by Anne Davies in the Sydney Morning Herald.)
私の仕事の１つは、補聴器ユーザーのための誘導ループの設置である。 これを使えることは、アンプシステムを備えた公共建築物で Disability Discrimination Act に従う、ほぼ唯一の方法である。 多くの補聴器ユーザーは、例えば、 動作しているループ・システムのない教会には行かないであろう。 これは、補聴器内の専用のピックアップ・ループで受信される音声磁界を生成する。
誘導ループへのありふれた干渉源の１つは、 大型店舗や図書館で用いられている保安システムである。 Halesowen の図書館の建物の最上階には小さい劇場がある。 試験は、劇場を含む、その建物全体にわたる 1kHz 音声信号の存在を明らかにした。 この発生源は、本の盗難を防ぐための保安システムである。 これは、全ての本が通らなければならない「ゲートウェイ」を作る コイルのペアから成る。
Bournemouth 市街にある中央図書館には、この保安システムがある。 図書館員が本の貸出しを行なうデスクに取り付けられた必要な誘導ループは、 それから少なくとも 5m 離さなければならない。 さもなくば、バックグランドのホイッスル音は許容できない。 そこを訪れた時に、たまたま誘導ループ・モニタを持っていたことがある。 好奇心から、そのデスク・ループを試し、そのカウンターの最も遠い場所でさえも バックグランドのホイッスル音が邪魔となることに気付いた。
別の時、マイカーの新しい電球が必要となり、 仕事から家に帰る途中の Birmingham の自動車部品店に寄ったことがある。 店内の類似の保安コイル・システムを見て、ループ・モニタを持って戻り、 ホイッスル音が、店がループを取り付けているレジと同様、 駐車場でも聞こえることに気付いた。 年のせいで皮肉になっている私は、そのオーディオ・スペクトラムは 多くの EMC 規定の下端の 9kHz や 150kHz でフォールオフし、 そのため人々の考えに入らないと考える。 一方、主電源へのノイズ・エミッションを制限する規定は、 このような保安ゲートウェイで用いられているような オーディオ磁界放射器を設計する時には無関係であると思われる。
(Sent in by Robert Higginson of AREAC, 2nd August 2007)
これは、EMC+Compliance Journal に掲載された記事を T. Sato が翻訳したものです。 この翻訳については、原著者らはいかなる責任も持ちません。 これについての意見、質問などは VEF00200@nifty.com (T.Sato) 宛にお送り下さい。
Last update: 2008-05-24