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TkSudo ― 他のユーザーの権限でのコマンドの実行

Screenshot of TkSudo TkSudo は、指定されたコマンドを 他のユーザー (例えば root) の権限で実行するための機能を提供します。

これは sudo、 あるいは su(1) のパスワードの入力をウィンドウ上で行なうようにするものであり、 ウィンドウ・ベースのプログラムから 他のユーザーの権限を必要とするプログラムを起動するために使用できるものと思います。

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書式

tksudo [ -su ] [ -user user ] command args...

説明

tksudo コマンドを実行すると パスワードを入力するためのウィンドウが開かれます。 ここでパスワードを入力して「実行」ボタンをクリックするか、 もしくはリターン・キーをタイプすると、 コマンド行で指定されたコマンドを sudo、 もしくは su を介して実行しようとします。 ここで入力すべきパスワードは、 sudo を用いる場合にはユーザー自身のパスワード、 su を用いる場合には権限を得ようとしている ユーザーのパスワードとなります。

パスワードが正しくない、 あるいはそのコマンドを実行する権限が与えられていない場合には、 その旨が表示されます。 さもなくば指定されたコマンドが実行され、tksudo は終了します。

オプション

-su
sudo ではなく、 通常の su(1) によるユーザーの切り替えを試みるように指示します。 デフォルトでは、sudo コマンドが検索パスに含まれていれば sudo が用いられます。

ユーザーの切り替えに su を用いるためには、 xterm、及び xvkbd が 使用可能となっていなければなりません。

-user user
コマンドをどのユーザーの権限で実行するかを指定します。 デフォルトは root です。

SEE ALSO

su(1), sudo, xvkbd


by T.Sato, 2000-09-02