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ワイヤ半径 rw = 1 mm、及び rw = 10 mm の時の、 長さ lth を変えたときのインダクタンス Lp をこの式を用いて求めると:
また、ワイヤ長 lth = 1 m の時の、 ワイヤ半径 rw を変えた時のインダクタンス Lp を求めると:
ワイヤを太くするとインダクタンスは低下するものの、 例えば半径を 1 mm から 10 mm に増やしてもインダクタンスは 60% 程度に低下するだけであり、 直径が 10倍、断面積が 100倍となっているのに対して、その低下の程度は著しく小さい。
一方、予期されるであろうように、インダクタンスはワイヤの長さに概ね比例し、 そのインダクタンスの大体の値は 1 nH/mm として推測することができる。
ストラップ長 l = 1 m の時の、 ストラップ幅 w を変えた時のインダクタンス Lp をこの式を用いて求めると:
幅 w が厚さ t よりも充分に大きい (w >> t) 時には、 インダクタンスは厚さ w の影響を受けないようになる。 この場合も、幅を 1 cm から 10 cm に増やしても インダクタンスは 60% 程度に低下するだけであり、 幅が 10倍となっているのに対してその低下の程度は小さいが、 円形断面のワイヤの場合よりも著しく小さい断面積の導体で同等のインダクタンスを得ることができる。
by T.Sato, 2014-03-08